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日本語版『To the Moon』の配信日決定、併せてレビュアーの募集開始

Posted on 2012年11月2日金曜日 | No Comments

PLAYISMがローカライズを行なっていた『To the Moon』の配信日がついに決定した。配信日は2012年11月16日で、価格は980円。11月9日より予約受け付けが開始され、予約購入者は10%OFFで購入できるようだ。

「『To the Moon』は人生」、「いや『To the Moon』は文学だ」などというやりとりがなされるほどに、本作の評判は著しく高く、私個人としてもわざわざIndie Royaleをスルーしてまでローカライズを心待ちにしていたタイトル。やっと配信が決まったとあって素直に嬉しい。

『To the Moon』に関しては以下の記事が参考になるので、本作についてあまり知らない方はぜひ読んでみてほしい。

PenguinHolic - ついにTo the moonの日本語版がplayismから出る
http://blog.steamcommunity.jp/2012/07/to-moonplayism.html

配信に合わせて、レビュアーを募集

販売元のPLAYISMでは今回の配信日決定にあたり、『To the Moon』のレビュアーを募集している。これはリリース直前のベータ版『To the Moon』をプレイしてレビューを行い、それを自身のブログ、あるいはホームページなどに掲載するという極めてシンプルなものだ。

応募資格・注意点

基本的にはレビュアーの応募に関して制限はないらしく、サイトの規模も問わないそうだ(アダルトサイトは除く)。ゲームブログである必要もないとのこと。注意点は以下のとおり。

  • プレイするのはベータ版であり、製品版とは多少異なる可能性がある
  • レビュー内容は自由。記事内容の事前確認は不要。ただし、ストーリーが非常に重要なゲームということもあり、あらすじを全部書いているというようなものはあとから修正依頼がかかる場合がある
  • ゲーム画像の使用は自由。プレイ動画も問題ない
  • レビューの公開は、PLAYISMに『To the Moon』のストアページができる11月9日以降を希望
  • PLAYISMへのリンクを貼る必要あり(強制ではないようだが)
  • ベータ版『To the Moon』をもらえるのみで、謝礼は発生しない。ゲームファイルのコピーを他人に受け渡すのは当然不可
  • 募集人数は明言されていないが、30名程度を上限として想定している。仮に応募人数が多ければ選考(抽選ではない)にて決定
  • 応募者はPLAYISMのサイトにて公開され、広報活動に執筆したレビュー記事が使用される可能性がある

応募方法

  • 『To the Moonレビュー希望』という件名で
  • 自身の管理するサイト名とアドレスを明記し
  • contact@playism.jpに
  • 2012年11月4日(日)までにメールする

いち早く日本語版『To the Moon』に触れられるとあって、私も早速応募した。どうせ購入するつもりだったし。自身のサイトを持っていて、『To the Moon』に興味のある方は応募してみてはいかがだろうか。

ソース:
PLAYISM ニュース & ブログ - To The Moon 11月16日配信決定 & レビュワー募集
http://playism.blogspot.jp/2012/11/to-moon-1116.html
PLAYISMのTwitterアカウント
https://twitter.com/playismJP/
2012年11月5日追記

今回のキャペーンが持つオープンなスタンスの意味合い

書こうと思っていたのに、書き忘れていたことがあったので追記する。

さて今回のレビュアー応募について、PLAYISMは「ステルスマーケティングではない(= オープンである)」という立場を強く表明している。上記で引用したTwitterでも「アンチステマ」という言葉を使っている。

なぜ彼らがこの点を強調しているのかというと、過去にそういった批判(簡単に言えば、「ゲームキーを無料発行してブロガーにレビュー書いてもらうってのは、ステルスマーケティングにあたるんじゃないの?」というもの)があったので*1、このことに対するPLAYISMなりの解答なのだと思う。

*1 過去のPLAYISMとブロガーのレビューに関する話題については、以下の記事が参考になるかと思う。記事中では当時のPLAYISMのスタンスも明らかにされている。

SryTK.COM - PLAYISMを眺めて
http://www.srytk.com/2012/03/playism.html
※最後の項、「Playismのモラル」の部分が該当する内容
SryTK.COM - PLAYISMから説明のメールをいただきました
http://www.srytk.com/2012/03/playism_11.html

ゲームをプレイしてもらい、それを評価してもらう(できれば売上につながるようなよい評価をもらう)というのは広告、宣伝という観点からはきっと大きな意味を持つだろう。しかし、過去に行ったやり方について彼らは「マズかった」と考えていて、結果として選択したのが今回のすべてをオープンにしてやるという方法なのだと思う。

私は、該当するすべてのレビュー記事に「PLAYISMより本作のベータ版を提供いただき、この記事を書いています」と言ったような一文が添えられていたほうがよいと思う。その一文だけで読者が抱く印象は、より正当な方向へと導かれるだろう。それは誰の目にも明らかだ。
2012年11月6日追記
応募した人宛にメールが届いたので、早速ブロガーなどによるベータ版のプレイが始まっているものと思われる。じきにレビュー記事もアップされるだろう。また、このメールには諸々の注意事項に加え、新たに以下の2点が記されている。

  • レビュー記事の最初で、PLAYISMのレビュー企画へ参加していることを明らかにする
  • レビュー企画の説明ページヘのリンクを貼る

企画参加の明示が義務づけられたため、よりクリーンな形になったと言えよう。

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