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『Dear Esther』を21倍楽しむ

Posted on 2012年5月22日火曜日 | No Comments

『Dear Esther(エスター)』を『Dear Ether(エーテル)』や『Dear Easter(イースター)』と勘違いしていたMozuです。ひと通り『Dear Esther』の世界を楽しんだら、さらに一歩踏み込んでプレイしてみるのがオススメ。

※以下で紹介するのは、すでに『Dear Esther』を楽しんだ人向けの内容です。十分にプレイしてから読むことを推奨します
2012年5月22日追記

英語字幕への変更

以下に示した方法で英語字幕に変更可能です。「英語ではどのように表現されているのか気になる」という方はお試しを。

[英語字幕にする方法]
「インストールフォルダ\dearesther\cfg」にあるlanguage.cfgファイルをメモ帳などで開き、「japanese」を「english」に書き換えて保存する。あとは普通に起動すれば、字幕が英語版に差し替わります。

これだけです。直接編集できない人は、いったん別の場所にコピーして編集してから戻せばOK。
英語字幕はこんな感じ
ちなみに『Dear Esther』は公式のサポートのもとコミュニティによる翻訳が広く行われているようようです。公式が把握しているだけで、英語と日本語以外の対応言語の数は14にのぼります。

[対応言語一覧]
ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ロシア語、トルコ語、ポルトガル語、、ブラジルポルトガル語、ブルガリア語、ハンガリー語、セルビア語、チェコ語、中国語(簡体中文)、ポーランド語、フランス語

各言語パックについてはSteamフォーラムでガイドラインが設けられているので、英語以外の字幕が気になる方はそちら*1を参照してください。基本的な導入手順はどれも同じでしょう。

*1 Steam Forum『Dear Esther』 Community Translation Packs
http://forums.steampowered.com/forums/showthread.php?t=2550416

コミュニティによる翻訳ということで、誤解を招く表現などがあるかもしれないということですが、これほどコミュニティが活発に動いて、作品を楽しもうとする動きがあるというのは素晴らしいですね。と同時に、きっと日本語版のような公的なプロセス&リリースを踏んだのは例外中の例外で、それもすごく素敵なことだと思いました。

各種コンソールコマンド

コンソールから各種コマンドを入力することで、プレイヤーの挙動を変えたりすることができます。使用前にオプション項目を確認*2しておきましょう。

・移動速度の変更 de_playerspeed
・目線の高さの変更 de_playerduck 
・ズームの倍率変更 de_examinezoomamount
・浮遊&壁抜けモード sv_cheats 1, noclip

なんかが使えます。詳しくはd10さん*3にまとめられているので、そちらを参照ください。

*2 設定 > キーボード/マウス > 開発者コンソールを許可を「有効」にしておかないと動作しません
*3 d10 [PCゲーム][Steam]DearEstherを楽しむ4つのtips
http://d.hatena.ne.jp/seiichirou-02/20120309/1331304703

コンソール上で「_(アンダーバー)」が入力できない人は、「SHIFT + \(ろ)」ではなく、「SHIFT + -(ほ)」で入力してみてください。アンダーバーが入力できなくても、カーソルキー下(↓)でコンソールコマンドを順番に表示できるので安心してください。

Steamフォーラムに書きこまれていた*4以下のコンソールコマンドも使えます。

・草の細部描写距離の変更 cl_detailfarscaledistance [任意の数値]

オプションにもある草が生える距離の設定ですね。数値が小さければ小さほど、画面奥のほうの草が描写されなくなり、目の前で急に草が生えるような描写になっていきます。デフォルトでは4000が最大値として設定されているものを、さらに大きな値を設定できるようになります。逆にさらに低く設定することも可能です。

*4 Steam Forum『Dear Esther』 Semi-Official Dear Esther Tweak Thread
http://forums.steampowered.com/forums/showthread.php?t=2550339

フォーラムではそのほかいくつかのコンソールコマンドなどが書き込まれていたのですが、内容を確認できなかったのでここでは紹介しません。

※次節ではややネタバレ気味の内容や記述を含みますので、未クリアのプレイヤーは閲覧に注意してください。以下、浮遊&壁抜けモードで撮影したスクリーンショットをいくつか載せますが、そのあとに次節が始まります








島で見かける不可解な現象

『Dear Esther』はホラーではありませんが、いくつか不思議な現象を目にすることがあります。その最たるものが幽霊のような人影の存在です。全部で10箇所でその姿を確認することができるようです。

人影の見えるスポット

1. チャプター1「灯台」 窓を横切る影

スタート地点から見える崩れかけの建物。窓をよーく見ながら進むと、一瞬だけその窓を黒い影が通り抜けていく。

2. チャプター1「灯台」 灯台より見下ろす影

スタート地点にある建物内部から上を見上げると灯台の内側を見ることができます。螺旋階段の先、てっぺんに当たる部分にはこちらを見下ろすようにする人影が見えます。しばらくすると、引っ込んでしまうので目を凝らして(ズームして)見てみましょう。

3. チャプター2「浮標」 崖を歩いていく影

チャプター開始地点から向かって左側にある崖に人影が現れます。ただし、視界の中央に捉えようとすると見えなくなってしまうようです。視界の端のほうで見ていると崖を歩いて行く様子がわかります。知ってさえいれば確認は容易です。

4. チャプター2「浮標」 建物に入っていく影

チャプターの中盤では丘を登っていくシーンがあります。この丘の上には今は使われていないであろう建物がたっていますが、その中に入っていく人影が存在します。見えるのはかなり遠くですが、ずっと見ていれば影が動くので気づくはずです。

5. チャプター2「浮標」 ランタンを持った影

先の丘上の建物の裏手側には大きな洞窟が見えます(チャプター3で入る洞窟ではありません)。その洞窟を右から左に向かって歩いて行く影を見ることができます。ランタンのような明かりをもっている影です。

6. チャプター3「洞窟」 滝裏に佇む影

チャプター終盤に滝壺に落ちて、夢とも現実ともつかぬシーンを見る場面があります。この滝の裏側に人影がひっそりと立っています。しばらくすると姿を消してしまううえ、滝で見にくいため、非常に気づきがたいです。

7. チャプター4「電波塔」 崖上に立つ影

蝋燭のともされた浜辺を歩くシーンでは、前方上部の崖に人影を確認することができます。崖の上に灯された小さな蝋燭が目印です。

8. チャプター4「電波塔」 水面に移りこむ影

先の浜辺よりさらに進んだ先、右側に大きな祭壇のような場所(たくさん蝋燭が置かれたところです)に背を向けるように立つといくつか蝋燭が立っています。その中の1本だけ、水面に人影を写しているものがあります。

この人影はランダムで3種類の姿に変化するようです。

9. チャプター4「電波塔」 崖上に立つ影2

浜辺を過ぎて、崖の上を進んでいくシーンでは海沿いの崖に人影を見つけることができます。恐らく7の影と同じものですが、より近くで見られます。

10. チャプター4「電波塔」 電波塔で待つ影
チャプターの最後、電波塔へと向かうシーンです。電波塔のフェンスのそばでこちらを見下ろすように立っている人影をはっきりと見ることができます。

8で紹介した影と同様にこちらもランダムで3種類の姿に変化するようです。

不思議な現象を見られるスポット

11. チャプター1「灯台」 洞窟から送られる信号

砂浜ではなく、ひたすら右手の崖を進んでいくと(途中で落ちないように注意)、右側に開けた洞窟があります。この洞窟からは崖の反対側を見ることができるのですが、洞窟の中からこちらにモールス信号を送っている様子が確認できます。

モールス信号は、後の台詞にも出てくる「DAMASCUS(ダマスカス)」という言葉を送っているそうです。

これらの現象はほとんどが短時間だけさりげなく登場するので、気をつけてみて見ていないとほぼ見落としてしまいます。ちなみにMod版では最後の影がもっとわかりやすい形で登場します(製品版との決定的な違いの1つです)。

どうしても見つけられない人は先に紹介したズーム倍率を変更するコンソールコマンドを使うといいでしょう。

クリアして一息ついたら、このような『Dear Esther』の違った側面に目を向けてみてもいいのではないでしょうか。

ソース:
『Dear Esther』Wiki Ghosts
YouTube「Dear Esther - All Known Ghost Sightings」

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